(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 代表 中野です。
OECD(経済協力開発機構)加盟国は今現在36カ国。基本的にいわゆる先進国と呼ばれる国々が加盟しています。もちろん、我が国日本も加盟しています。
その中で年収推移がグラフ化されています。
実は、各国は平均20~30%ほど年収が上がっているのに対し、日本はほぼ横ばいなんですね。あれ?日本って経済大国なんじゃないの?という話し
グローバル化って言葉を聞きますが、実際どんな意味があるんでしょうか?
僕は色々な情報を聞き取りすると、やっぱり世界で戦うということになると思います。バブル1980年代の日本は確実に世界でも有数な経済大国ですが、それに陰りがでてきています。「まあ、それでも大丈夫でしょ」「そんなことは俺らに関係ないよね」とか聞こえてきますよね。
僕も実際そう思っていました・・・
OECDの加盟国の年収を比較すると、他国が徐々に年収を増やしているに対して日本は横ばい…でも、日本はインフレが起きていないから問題ないのでは?と僕も思って調べてみたら輸入に頼る日本では今後も厳しくなっていくそうです。
実際、2000年以前では牛乳を輸出するというのは考えもしなかったことでしたよね。それがいまや年間5,000tの輸出がなされているそうです。
「やっと世界が日本の品質に気づいたのか?」と思った方、違うんです。日本の牛乳が以前より相対的に安くなっているんです。それだけ、世界・アジア各国の経済力が上がっているということなんですね。
僕が学生の頃、タイに旅行にいきました。当時は日本の物価の1/10 のくらいの印象でしたが、いまや1/2~1/3くらいまで物価が縮まっているのが現実です。国内でも、給料がそこまで上がっていないのに物価があがっていませんか?アイスやポテトチップスなんて100円しなかったのに今150円近くしていますよね?これって実質賃金が下がっているということではないでしょうか?
このように世界の経済はどんどん成長を続けています。
次回は、世界のトップ企業と日本の比較に関してお話ししたいと思います。
あなたの経営の参考になれば・・・