(株)DCFサービス 牛コンサルタント 中野です。

15年後には今ある仕事の半分が無くなってしまうと言われています。

ロボットに仕事を奪われるというよりも「消費者自身にやってもらうのを簡単にする補助」としてロボットが存在し、その方がコストが大幅に下がるという事だと思われます。

こういった背景の上では10年後、20年後も就職した会社の業績が維持されるのか?もしくはずっと働けるのか?といった不安から職業選択の幅をもたせるために無意識に色々なことをやりたい!となっているように僕は感じます。
「この仕事しかできない」「これしかやりたくない」では先のわからない将来の不安を払拭できないんでしょう。
それは僕は「正しい」と思います。
僕ら経営者側はこの「同じ会社でずっと勤め続けるのが得」という考えが正しいのか?疑問に持つべきだと思います。

こうした不安を無意識にでも感じている学生や若者は、情報の取得やそのための勉強に積極的です。事実をあるがままに受け入れ、必死に抗っているようにさえ思います。

大学生の就職活動は大体3年生の後期ごろから開始となります。
ここからたった半年ほどで一生を40~50年を捧げる会社を探して就職するのです。もちろん上手くマッチングすることもあるでしょう。また自分の「やりたいこと」が見つからず何となく就職する学生も多いとは思います。
ただ、例えるなら1つの株に全額投資をするような方法では決して自分の「やりたいこと」を仕事にはできないということです。また、安定を求めて大企業に就職する学生も多いようですが、決して大企業に就職する事は安定ではありません。ここで誤解して欲しくないのは、就職すれば「安定」ではないという意味です。

問題はどこに就職するよりも、就職して働いてから「何をするか?」です。
これは大学生にはよくわかることだと思います。
希望する大学に入学することで燃え尽きてしまってただ漠然と4年間の学生生活を過ごしてしまうということを経験している方も多いと思います。
これを就職でやってしまうとあっという間に10年経ってしまいます・・

平均寿命が延び将来の年金制度の問題も浮き彫りになり、政府は定年後の再雇用を70歳まで伸ばそうとしています(努力目標として設定となっていますが、結局は法改正となるでしょう)。そうなると、労働年数はますますのび40年から55年以上となっていくのは必至です。引退してから、再雇用して企業が最後まで面倒をみてくれるのでしょうか?そこまで面倒をみる義務が企業には存在するのでしょうか?あるとすればそれは国にあると思います。が、国にもこれ以上の税金はないでしょうね・・
50年先の未来を将来を見通すことは誰にも不可能です。いま目の前に起きていることをコツコツとやるしかありません。

あなたの将来のお役に立てれば・・・