(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 代表 中野です。
先日Twitterをしていると、オーガニック牛乳を探しているヒトを見つけた。
だから、興部や津別のオーガニック牛乳を教えてあげました。
ところで、なんで?わざわざ高価なモノを買おうとしているの?と聞いたら、「牛乳を飲むとお腹ゴロゴロになる。これは遺伝子組換えのエサを食べず牛の牛乳だからだ。」と言うのです。
僕は、この人も知っているよね?と思いながらも、乳糖不耐症について、A2ミルクやアカディについてお話ししました。牛乳が好き!って言っていたので。
この乳糖不耐症については知らなかったようで、勉強になったと感謝されました。
が!
それでも、遺伝子組換えのエサを食べた牛の牛乳は飲みたくない!と言うのです。
これ以上のアドバイスはやめましたが、その時「感じました!」なんでこんなに自然なモノ絶対論の方が多いのかな?って…
確かにそりゃあ…その辺に適当に作物植えて取れたら誰も苦労しませんよね??
山に登山に行って、自然を感じて気持ちいい!とは思うけど、そこで住みたい!とは思わないですよね。
締め切った室内でエアコン効かせて、冷たいビールを飲みたいのは、誰もが思うはず。
それは、僕らの牛だっておんなじこと、自然だ自然だ!って言ったって、カビたエサ食べたらすぐ下痢するし…自然のままにと暑いまま寒いままにしとけば、健康が悪くなるのは誰にだってわかるはず。
地球の温度が2、3度変わったって、1年間で20°も30°も変化してるのに…それは良くてこれはダメ…
冷静に考えると、なんで生活レベルで困らない事を慌てふためくのか?
かと思えば、自然発生した病気を怖がる人々。もちろん僕もかからないにこしたことはありません。
この一次産業に関わるモノとして、この矛盾はこれから先も感じることでしょう。
今ある本を読んでいました「科学は死んだ」という内容です。モノが溢れ、餓死するヒトもいなくなったのに、心が満たされないヒトたちが、今科学を信じられなくなって来ていると。それは良いことなのか?悪いことなのか?もしくは進んだことなのか?遅いのか?それは、これからの未来が決めてくれる!との内容です。
あなたの経営の参考になれば…