(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 代表中野です。
コロナショックの影響で自粛ムードが高まる中、飲食店は営業時間を短縮したりして対応しているわけですが、そんな中TakeOutを進めるべき!という声が少ないけどあります。何となくいきなりTakeOutを始めても、あんまり儲からないのかな〜と漠然と思っていましたが・・調べたらあんまりどころか、全然儲かりそうにありませんでしたww
TakeOutといえば、UberEats
UberEatsがお店側の負担手数料は「35%」だそうです。
お客さん側の負担は+400円ほど
商品の末端販売単価は1,200〜1,500円(+400円含む)
お店側の販売単価800円だとすると
800円×35% = 280円
という事は、520円しか手元に入りません。
ここから原価・家賃・包装費・etc・・払えません
配達バイトを雇う思いをしたら適正価格かもしれませんが、またしても薄利多売。
コロナだからといってすぐにTakeOutすれば・・なんていうのは幻想ですね。
元々TakeOut専門店として、家賃のコスト・包装費を考え抜いたシステムじゃないと到底利益が出る仕事とは思えません。むしろここでTakeOutの業界で競争原理が働いてすでにレッドオーシャンになっているかもしれません。
これは和牛の単価が下がっている!からといって酪農へ転向だ!とならないと一緒ですね。元々からリスクヘッジ(リスクを分散させておく)の思考がこれからも必要なんだと思わされる事例かと思います。
あなたの経営の参考になれば・・・