(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 代表中野です。

ある人と接していると「うわ・・このヒト何でも知っているな?」と思う事がある。いわゆる「知識」が多いヒトだろう。ただ、その筋の専門家が言うには、そういった人は「知識」が多いのではない!「知覚」があるのだ!という事を本で知った。

どういう事だろうか?

「知識」「知性」とは、(知っている知識=インプット)と(情報を伝える=アウトプット)これら2つを繋げる能力を知識・知性と言うらしい。ただ、情報のアウトプットに我々は感心する事が多いが、実は重要なことはこの知識ではなく「知覚」にあるそうだ。

「知覚」とはモノゴト・対象の意味を理解する事だそうだ。
意味とは何のか?これは通常無意識で行っているレベルも含まれるそうだ。色をそれぞれ認識できるなどの能力もこれに含まれるそう。そして、重要な事が知覚は経験から生まれるという事。
・先天性白内障の子供は10歳までに手術しないと色がわからなくなる
・生後3〜4ヶ月まで暗闇で育てられたサルはその後丸や四角などの区別ができない

重要なことは意味を理解していないと知覚できない・・・という事。
知らない事、わからないことに関して、誰もが無関心。
知識を増やそうとすれば、知覚を増やす必要性がある。知覚を増やすには、経験を増やす事が必要になる。
・「知的経験」日常生活や仕事、学習などで新しいものを見聞きする
・「人的経験」人との付き合いや関係。文脈特有のアナロジーから学ぶ
・「思索」知的・人的な経験を踏まえて多面的・重層的に整理する

ツラツラと長い事書いてきたが、様々な知識を得るために、つまりは自分の人生を豊かにするためには・・・自分の経験値を増やす事。一見遠回りのように思えるが、それは知覚へ経験として蓄積して、そして、ふとその経験を整理する事で「知性」が生まれる・・・という事。

僕自身もちょっと無理してアメリカに行って、様々な経験をする事で確実に知覚は広がった認識がある。これは体験した者でないと理解できないと思われる。ぜひ、これをご覧の皆さんもその機会があれば・・オススメします。

あなたの経営の参考になれば・・・