(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 代表中野です。
コロナショックにより観光産業、宿泊産業は大ダメージを受けています。そんな中ですが、やはりトップクラスの経営者たちは新しい試みを模索しているようです。
高級宿泊で有名な「Relax」なんとたった1週間でECサイト(通販サイト)を立ち上げ、地場の特産品を販売しているそうです。5,000円もする有名な金目鯛2,000匹や地元のそば、山菜セットなどなど、このたった8週間でEC普及率が15%だったのが25%まで伸びたのを受けて、急遽サイトを立ち上げ新しいプロジェクトを始めています。
あの星野リゾートは、最大自粛期間を18ヶ月と予測し、そこに照準を合わせるように準備を始めています。外国インバウンドよりも国内旅行の需要が回復することを見込んでいるそうです。
インバウンド主体の旅行会社は、日本をEUのスイスとして更に高付加価値という事で、スイスはEUの中でも高価だそうです。世界的にミュシュランの星がついているお店で1人当たり1万円代で食事ができるという事は、他国にないそうです。なので、需要が回復した時には、高単価・高付加価値で勝負していくそうです。
とまあ、コロナショックを契機に新たなステージへバージョンアップしている感すらあります。そんな中でも移植を放っているのが、宿泊・ホテル産業の考えです。コワーキングスペース(仕事の小部屋)として、開放的なスペースが良とされてきましたが、今や個々の隔離されたスペースが三密を防ぐと推奨されるため、ホテルのワンフロアを企業が借り切り、そこで個々が仕事をするなんて使い方がされているところもあります。
そんな宿泊産業で、今一番の脅威とされているのは間違いなく「OYO life」でしょう。オヨライフと呼ばれる、インド発のベンチャーホテル企業、ところがその勢いは世界ナンバーワンの地位にもう届いているのでは?とも言われています。
次回は、この「OYO」に関して、解説したいと思います。
あなたの経営の参考になれば・・・