(株)牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
アップルと言えば、iPhoneですが、日本ではまだまだですが、アメリカでは2019年3月にクレジットカード「Apple Card(アップルカード)」を発表し、とうとう金融事業に参入しました。
これがどれだけのインパクトがあるのか?それを解説していきます。
アップルカードはマスターカードと連動しているので、もちろん通常のカードリーダーでも使えます。最大の特徴は、アップルペイと連動機能。今アップルペイを使用すると値引率1%ですが、アップルカードをiPhone経由で使えば、値引率がなんと2%、さらにアップルと提携している企業、例えば、Uberの利用時に使用すればさらに3%引きになるというサービス付き。
アップルはここまでして、何をしたいのか?それは「iPhoneへの囲い込み」です。アップルは元々、パソコンを開発しているハードウェアカンパニーでした。それがiPhoneの登場により、iPhoneを中心にした会社にガラッと変わりました。実際にアップルの利益の半分はiPhone関連です。ですが、現状そこから利益が増えていく未来というのは、限界が出てきています。そこで次に人々をiPhoneに繋ぎ止めるために活用するのがアップルカードというわけです。
アップルカードがどんどん便利になっていくこと、サービスも最適化されるためにはiPhoneが必要なんだ!という環境をアップルは作っていくわけです。さらには、その手法はアップルカード以外でも、アップルウオッチを利用した人の健康管理、ヘルスチェック機能といった分野です。一部では前から噂されていましたが、アップルがヘルス部門に入るのでは?を言われていましたが、アップルは、アップルウオッチから心拍数や睡眠の質、体温などなどのデータから健康状態を常に確認するというようなデバイス開発に力を入れています。
さらにはアップルグラスというメガネの開発により、グラス部分にTVを移していくなど、今さまざまな分野でiPhoneへの囲い込みを考えていのです。
これはAmazonのアレクサと同じ考えですね。GAFAと言われる各社がどんな未来生活を提供してくれるのか?楽しみですね。