(株)牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

エムスリーって知っていますか?アメリカの企業っぽいけど、日本の会社です。つい最近できた会社ではありません。創業は2000年です。現在の時価総額は5兆円、結構な金額ですよね?さて、どんな会社なんでしょうか?

エムスリーのビジネスモデルは、医師専用向けのサイト運営。そこに製薬会社や病院を絡ませて、利用料や広告で利益を出すシステムです。
とういうことか?

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このシステムを利用している医師はなんと30万人中29万人、ほぼ100%の医師が利用しているということ。さらにはこのサイト(m3.com)には、医師しか閲覧できないのに、月間PVは数千万を超えるとのこと。それだけの数の医師が除くということで、このサイトには、医療関係者や製薬会社などのスポンサーが大量につくことになります。

彼ら医師はここで製薬に関する新しい情報(MR君)を得ることと、病院の求人情報を確認できること、で閉塞感漂う医療現場の情報開示に触れることができるのです。

つまり、医師限定のプラットフォームということですね。

そこに付加価値の高いコンテンツを提供することで、医師の粘着率をあげて、そこに集まるビジネス関係者で収益を上げる事業。まさしく、FacebookやTwitterと同じようなビジネスモデルでそのフィールドをニッチなところで、行っているということ。

このビジネスモデルは医師だけじゃない、他の業種でも応用できるんじゃないのか?と思う。

ちなみにエムスリーの決算は、2020年3月 売上1,309億円、利益216億円という数字になっています。