(株)牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
世界最大の農業ユニコーン企業「indigoAG(インディゴアグ)」について解説していきます。
ユニコーンとは評価額が1,000億円以上の未上場スタートアップ企業のことで、「創業10年以内」「評価額10億ドル以上」「未上場」「テクノロジー企業」の4つの条件をクリアしている企業のこと。
何がこの企業がすごいのか?というと、この企業は微生物の力を使って、農作物のコーン、大豆、小麦とかの収穫量を増やすことが可能となるわけです。こう聞くと土、土壌に含まれる微生物と思うかもしれませんが、そうではなくて作物自体の中の微生物の力を活性化させるわけです。実際には種にこういった特定の菌をコーティングして撒くだけ。
そうすると劇的に収穫量がアップするというわけです。
コーンで6%、大豆で9%、小麦で13%、綿実で14%という10~20%増えるというわけです。すでに全世界で160万haという面積で栽培されているそうです。まだまだ増えていく予定だそうです。
さらにはこの会社、その先の目線がすごくて・・畑で作物を栽培することで空気中のCO2を吸収している。その吸収量を計測して、農家にカーボンクレジットを与えているそうです。農家はそれを企業などに販売することで別の収入も作ることができているそうです。
10年後この会社の名前を聞くかもしれませんね