㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
サントリーホールディングスの新浪社長が提案した45歳定年制について
2019年には企業の早期退職(リストラ)が加速した。赤字だからリストラではなく、黒字だからこそのリストラ。人材の流動性を上げたい!というのが、経営者側の意見だ。どういうことか?
社内の年齢別構成比を変えたいのだ。今の日本の平均年齢は知っていますか?35歳を過ぎたら、もはや・・おじさん・・ですが、平均年齢は、48.4歳。出生率が低下している中でこの平均値ですから、社内の年齢構成比は当然、40〜60代が多い・・という歪な状態なわけです。さらには、40歳を過ぎれば、課長職という管理職の年齢にもなり、給与負担が重くのしかかってきます。
だからこそ、企業は社内の若返りを図りたいわけです。
この日本の平均年齢が48.4歳と聞いてから、45歳定年制度と聞くと、不思議と違和感が減るかもしれません。さらに、情報を追加すると・・労働年齢もどんどん伸びていますよね?あと20年もすれば80歳まで働かなきゃいけないでしょう。そうなれば・・いや、現時点ですら(70歳)、同じ会社にいたとして50年もいることになるわけです・・・
もはや、そちらの方が現実味がない気がしませんか?
50年も同じ仕事をする・・という想像はいかがですか?
実際には「45歳でクビになったらどうやって生きればいいんだよ」という考えの方が多いような気がしていますが・・まあはっきり言ってクソださいですねww
もはや良い大人が、大学生でも言わないような恥ずかしい発言をしているようでは終わっているでしょう。
残念ながら、45歳定年制度は、日本では導入されはしないでしょう。
ただし、大企業の間では、一部人材の流動が少しずつ動いていくと予測されています。「無理してでも会社にしがみつければ・・」なんて甘い考えが通用しなくなるということですね。