㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

AIによる自動化や人材不足などにより今後機械化が加速していく中で、先日見つけたヤンマーさんの「近未来の農業」という動画のコメント欄について・・

皆さんもご存知の通り、近未来型の農業は間違いなく自動化のロボットが入ってくるでしょう。もちろん、機械のコストと人件費が割合が逆転することが条件になってくると思いますが、その過程で少しずつスマート農業に移行していくのは間違いありません。
その理由としてあるのが「データ」の活用です。今回は省きますが、データの収集、全世界規模で始まる経験と勘に頼らない分業化された産業になっていくのは間違いありません。

と・・誰もが分かってはいますが、実際に現場の一線で活躍されている方の中にはそう思わない人達も一定の割合存在します。
実際のヤンマーさんの動画のコメント欄は地獄となっていました・・https://www.youtube.com/embed/4b7LyJA-E3s?rel=0

一例を挙げると・・
「なんでも自動化 そんなのやったらさ 植物工場と一緒じゃん 
 てか普通の米農家には無理 一俵辺りの単価を勉強してから物を作れよ。
 今は機械が高すぎて農業辞める人もいるような時代。
 農業ってのは 人の手で作るからこそ 食べ物のありがたみが伝わるんだよ。」
と、つまり自動化したとしても、そんな高価な機械買えないし、コスト合わないから無駄無駄・・という内容ですね。

近未来とはいえ、いつこういった時代が来るのかは誰にも分かりません。そして、こういった事が一般的になった時に、モノの価格、機械のコスト、これらもどうなるのか?誰も分かりません。
しかし、ここで歴史から学ぶのであれば、「化学肥料」が導入されたときおそらくは「そんな高いモノ使ってたらコストが合わない」という方は、一定層存在していたでしょう。「トラクター」が導入されたとき、最近でいえば搾乳ロボットが導入されたとき・・どうだったのか?
ただし、何でもかんでも新しければ良い!わけではありません。その競争の中で勝ち残ったモノだけが未来の常識として、浸透していくわけです。