㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

なんでコストがこんなに上がるんだ?と疑問に思っている方多いと思います。

よくある一般人の疑問が・・・「なんで余計なことするんだ」「余計なことをするからコストが上がるんだろ」ということがあるんじゃないか思います。
具体的な分かりやすさでいうと、作業機械が毎年高騰していますが、それは、余計な機能なんて無くていいから、同じモノでいいから、同じ値段で売ってくれ・・というモノでしょうか。

これは、何もしなければコストが変わらない・・という思い込みが原因です

この考えは、正確に考えると矛盾しています。
その理由は、1つ目。市場原理があります。
各社メーカーは常に競争にされされており、顧客から選ばれ続けために成長しなくてはならない・・ということです。そうでなければ、市場から追い出されます。酪農経営でいえば、バーンクリーナーも使わず、手搾りし続けることが、コストが上がらない1番の方法だと言っているのと同じです。
2つ目。あらゆる資産は、その価値を減らし続けているということです。
機械であるならば、古くなればメンテナンス費用や修理代が増えます。建物もそうです。年数が経てば経つほど、どんどん古くなります。購入した時が100%とするならば、全てがその100%から減っていくのです。つまり、見た目は変わらないようにみえて、何もしなければ、資産って減っているんです。あなたが気づいていないだけです。これは、ヒトに言えます。残念ながら、ヒトだって、歳を取れば取るほど、価値が減っていくんです。60歳の再雇用って大変ですよね?同じです。

黙っていても、黙っていなくても、コストって上がるんです。必ず。

何もしなければコストが上がらない・・というのは、その考え自体、あなたの勘違いなのです。

毎日毎日同じことを繰り返すだけで、安定した経営が維持できる・・というのも幻想だということが分かると思います。常に、コストは上がり続ける、それ以上の利益をどうやって確保するのか、それを予測して、それに対してリスクをとって投資する、だから経営が難しいのです。
こういう勘違いが正しいと思っている方が多いから、赤字経営の方が多いんです。根本にある考えを改めなくてはいけません。