㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

「苦境の中でこそ、人も会社も真価が問われる」
どんな会社にだって、危機が訪れる。自分のせいではなく、外部環境の変化・・ということもある。
オイルショック、バブル崩壊、リーマンショック、コロナショック、大きな危機といっても、これだけあり、小さな危機を入れればまだまだある。
こうした危機に対して、どこまで「本気」になれるか・・・が経営者である。
社員は、危機に対して本気にはなれない。どこか他人事である。しょうがない。会社が潰れれば、また別の会社にいけばいいだけだ。
ところが、経営者は違う。
会社が潰れれば・・・。

しかし、経営者自身もどこか他人事のような・・そんな経営者も存在する。
まるで評論家のように、テレビコメンテーターのように、まるで他人事のような。
なぜ、自分の会社なのに他人事なのか?
自分の会社がまずい状況であるにも関わらず、他の経営を心配しているヒトまでいる。なぜなのか・・

「もっと〜〜すべき」「もっと〜〜やればいいのに」と評論家目線ではいけない!
今、何をすべきで、何をやらなくてはならないのか。
何を優先すべきで、何を徹底しなくてはならないのか。
それを、徹底して実践しなくてはならない。

頭の良い人に限って、この「できない理由」をスラスラ言える。できる力、能力がありながら、「限界です」とすぐにあきらめる。そして、現実を直視できなくなり、まるで評論家のように自分のできない理由を述べる。
一体、誰の会社なのか?
こうした困難の中でこそ、経営者としての真価が問われるのではないか?

忙しい時こそ、冷静に物事を判断できる経営者なのか?を見られている。
苦しい時こそ、経営者としてどこまでやるべきことを徹底してきたか、問われている。
経営者が「本気」にならないで、誰が経営を立て直すことができるのか?

僕はよくこんな話しをする。
僕も将来大型投資を考えている。
それは、聞く人が聞けば、笑ってしまうようないわゆる不可能というものだろう。
誰もが不可能だと笑う。しかし、経営者自身が信じなければ、確率は0%だ。当然だ。経営者自身が信じれば1%は、確率が上がるだろう。さらに、経営者自身が信じないものを、他人が信じることはあり得ない。
まずは、経営者自らが本気で取り組まなくてはならないのである。