㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
日本の法人の企業の中で（個人事業者は除く）、赤字割合は７割、８割と言われています。ということは、たとえ、今自分の経営が黒字だったとしても・・いつ、なんどき、赤字になる可能性が高い・・ということでもあるということです。
いつ自分の経営が赤字になってしまうリスクがある、ということを自覚できているか・・ということです。
順調にいっているように思っていたとしても、実は、薄氷の上だった。
ちょっとした環境の変化、状況の変化ですぐに赤字に転落する・・・なんてことは、この社会の中では当たり前のことだという認識を、常に持っているか？ということです。
「自分自身に打ち克つ能力」
学生の時に、テストを赤点ギリギリ通ってホッとしている人間と、少しでも点を取るために勉強している人間。両者の間には、明確な差があります。
「俺が本気でやればテストなんて楽勝」と言っている
本気を出せば・・・
やる気さえあれば・・・
誰も一度は思ったことがあるフレーズだと思います。
しかし、今思うのは、この本気で打ち込むことの大変さではないでしょうか？
「やらなくちゃならない」ことに対して、ぐちぐち出来ない言い訳をタラタラと並べ、いつの間にか、制度に対して文句を言う・・・
ちょうど今なら、確定申告でしょうか・・
出来ない自分が悪いのが大前提に関わらず、自分のやりたくないを正当化し、果ては「こんな制度がおかしい」とまで言う始末。
学生が「俺は本気を出せば、すごい」と言っているのと何も変わりません。
20年、30年経ってもやっていることは何一つ変わらない・・ということです。
人生においても、経営においても、この「自分自身に打ち克つ」というのは、１番難しいといって良いでしょう。休みたい、遊びたい・・を我慢して、それでも勉強する、机に向かうことすら苦痛で、何度も何度も心が折れそうになりながら、なんとかこなしていく。その上で、さらにその精度を上げていく。
これができるのか・・・
どうしても、楽な方、楽な方に逃げたくなる
経営を良くする、赤字にしない、黒字経営にする、というのは、技術だけじゃない、会計知識だけじゃない、何が何でも黒字にする！という、自分の甘さや弱さに打ち克つ能力が、１番大事なことだと思います。