㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

経営には「攻め」の時と、「守り」の時がある。
経営の防御力とは、「キャッシュ」である。
経営における攻めとは、ここぞ、という時に、投資することだが、多くの経営者は、この「投資」に悩んでいる。今すべきか、それとも・・・、しかし、悩むべきは、その前段階の、防御、何かあった時のキャッシュは、大丈夫なのか?ということである。

経営は、景気の良い悪い、好景気、不景気によっても左右されるし、さらには、それ以外の時でも、良い、悪いが必ず起きる。良い状態だけが続くなんてことは、あり得ない。絶対に、苦労する、辛い時もあるのが、普通である。
その時に、頼りになるのは、メンタル論でもマインド論でもない。キャッシュである。キャッシュだけが、経営者の心を支えてくれる。これを、本心から理解できている経営者がどれだけいるのだろうか。

どんな「投資」をしてもいい。どんな攻めもしていい。でも、経営の防御、キャッシュだけは、常に念頭に入れて、準備しておかなくてはならない。成功したと言われる経営者はさまざまいるが、彼らは、常にその功績、何百億投資して成功した!みたいな、壮大な話しばかりが注目されがちだが、その裏では、コストに対してはかなりシビアであり、無駄な経費は許さない。幹部に対する追求も激しい。そうして、バランスをとりながら経営しているのである。
豪快に見えて、どんぶり勘定ではない。
常に、マイナスを想定して、それ耐えられるだけのキャッシュを想定している、これが現実である。

では、常にキャッシュを想定して、経営できているだろうか・・・

キャッシュが防御力である中で、どれだけの防御力があるだろうか
もしも、この防御力に不安があるなら、早めに対策しなくてはならない。