㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

サラリーマン(雇われ)の中で、本気で会社の利益のために、と考えている社員は、99%いないでしょう。みんな、生活のために、なんとなく、他を探すのがめんどくさい、そういうマイナスの理由で働いています。
残念ながら、これは事実です。
やる気のない状態で働けば、生産性は落ちるところまで落ちます
当然、会社の利益も伸びないでしょう。

こういった社員、1人1人が「もしも」会社の利益のために!と本気で働く会社があったとしたら、その会社の成績は、とんでもないことになっているのではないでしょうか・・・・。想像してみて欲しいのです。
上司が「ウチの社員は、2割くらいしかまともな奴がいない」と言っている場合と、社員が一丸となって働いている会社、経営者なら誰もが後者を選択するはずです。実際に、今大企業となっている会社は、絶対に後者の会社のはずです。そうでなくては、売り上げ1兆円、利益率10%を超えるような会社は作れないはずです。

この会社を作るには、社員を教育するという難行に経営者は、挑むしかありません。社員の行動全てを把握することはできても、常に監視することはできません。経営者が見ている前では、きちんとした仕事をしているかのように見せて、裏では適当に仕事をする、というのはよくある事です。その部分の差が、大きな差になります。
社員1人1人が真剣に働く、そのためには、会社の利益が社員の利益になる、ということを理解して行動できるようになるまで伝えなくてはなりません。頑張るのではなく、利益を結果を出せるように、その前段階で、努力する意味、理由を何度も何度も伝えなくてはなりません。
そのためには、経営者自身の行動も考えなくてはなりません。
誰が見ても正しい経営者であるべき、これは、経営者の自分の中に、「正しい経営」という芯が必要なのです。常に、正しい経営をしているという自負が、社員に言い訳をさせない、経営者は会社のために行動しているのであって、自分の利己的な利益のためではない、そう思わせなくてはなりません。
そういう行動をしなくてはなりません。
空いている時間があれば、パチンコ。
朝からあくびをして、二日酔いで仕事。
こんなものは論外です。
想定外の事故、トラブルが発生した時に、怒る、怒鳴る、取り乱す
これも論外。
全てをパーフェクトにこなす、そういう経営者にならなくてはいけない、ということ。そうならなくては、社員に教育するということができるはずがありません。