㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

5年先、10年先、20年先に目標を決めた。その後、まずはやるべきことがある。
それは、その目標を常に、言い続けること。これは、目標を立てる時にも起こることなのだが、「そんな大それた目標なんて・・・」「誰にも言えない」という方がいるが、この発想は間違っています。
まずは、経営者本人が、言わなくてはなりません。周囲の人間や、会社の目標を聞かれた時に、すぐに答えるようにしなくてはなりません。これには明確な理由があります。

会社の目標を達成するためには、必ず、金融機関などのあらゆる関係機関を説得しなくてはなりません。その時、経営者本人は100%の気持ちで、前に進まなくてはなりません。そこで本人が「いやー」とか「うーん」と言っていたら必ず通りません。
さらには、会社の目標を立てたときに、それを達成できる確率はとてつもなく低いでしょう。0%に限りなく近いと思います。しかし、経営者本人が本気で信じることで、それが、0.1%にはなります。0と0.1%には大きな差があります。0は何をしても0です。経営者本人が100%信じることで、0.1%になる。そこからその確率を1%、2%と増やしていけばいいのです。これは大きな違いです。

この立てた目標がもしも達成できなかったら・・・という考えをする方がいますが、それは取らぬ狸の皮算用・・。やってから考えればいいのです。現時点で何が足りないのか、何が不足しているのか、それすらも分からない、さらには、誰もやったことがないこと、自分も初めてやるのだから、分からないことだらけ、当たり前のことです。だからこそ、1つや2つの失敗でクヨクヨせず、じゃあ、次はこれでどうだ!というような、改善、改善の精神で進まなくてはなりません。
この30年ビジョンでたてた目標は、成功するかどうか分かりません。誰にもそれは分かりません。だって、やったことがないから。初めてやることだから。だからこそ、自分の今できることに1つ1つ置き換えて、少しずつステップを超えていく、そういった努力が必要になるのです。
ぜひ、自分の会社の30年ビジョンを組み立ててみてください。