㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

頭の良い人や、天才のような人が、経営者として良いリーダーに向いているか、という話し。

以前にお話ししたように、日本の天才の1人、落合陽一氏がCEOを務めるピクシーダストテクノロジーが、実質経営破綻している。落合さんほどの天才が、なぜ、という疑問があるが、経営を引っ張っていくリーダー、つまりは、人を引っ張っていくようなリーダーには、頭の良い悪いとは別の発想、資質が必要だということ。

頭の良い人(能力が高い人)は、判断スピードが早い。物事の良いか悪いか、もしくは、コスパ(コストパフォーマンス)を重視する傾向にある。トロくさい人間には、すぐにイライラしてしまう。1回教えて、できないとイライラしてしまう。
こういう人は、よっぽど注意しないとリーダーに向いていない。
人は、特に利害関係で繋がるような人間関係において、
・1回教えてできるようになるのは、天才
・10回教えてできるようになるのは、秀才
・100回教えてもできるようにならないのが、普通
これが世の中の現実である。
残念なことに、普通の割合が90%以上であり、わざわざ零細企業で働くような人は、普通以上であることはほぼないので、こうした普通の人と一緒に働かなくてはならない。
そこで、すぐに教えることを諦めたり、説得することを諦めたりしているようであれば、会社の人は回らない。

何度も何度もしつこく、相手が納得するまで、同じ事を言わなくてはならない。さらには、毎回、初めて言うかのように、教えなくてはならない。何度も何度も繰り返すことで、やっと「できる」ようになってくる。そこまで、経営者(リーダー)が根負けしないようにやり続けなくてはならないのである。
その覚悟を持って、リーダーにならなくてはならない。

ツーカーとか、1度言ったのに、などという幻想に騙され、それを鵜呑みにして、リーダー自らの確認を怠り、重大な損失を出してしまうケースは多々ある。その時、その本人を責めるだけでなく、ミスはミスとして再発を防ぐために注意する、命に関わる事なら激昂しなくてはならないし、最低限やることはやった上で、それ以上に、リーダーとしての落ち度はないのか、という発想を持たなくてはならない。
何度もいうが、100回教えてもできないのが普通なのである。