㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

経営者は、採用するときに、「頭の良い、才能のある」人を採用したがります。優秀な大学をでたり、するそういった人物が、優秀であるという認識です。
ところが、そういった優秀と言われる人たちは、かなりの確実であなたの会社をすぐに辞めていきます。頭が良いからこそ、今やっている仕事にすぐに飽きて、新しい隣りの芝生に行きたくなってしまう、そんな傾向があります。
仕事面において、優秀であるか、頭が良いことがいいことなのか、それらが仕事ができる事と直結するかどうかは、関係ないし、分かりません。未来を保証することではありません。

特に彼らは、仕事にすぐに飽きてしまいます。そして、新しい何かに心が移ってしまいます。そうやって、とっかえひっかえしやすい傾向にあります。
しかし、仕事というものは、一朝一夕で身につくモノではないし、何か重要な仕事を成し遂げようとすれば、1年、2年で結果が出るモノでもありません。
それこそ、1つ1つの仕事を根気よく継続できる根性が必要になります。そうやって、3年、5年と続けていく中で、実績と信用が増していくというものがあります。

では、同じ仕事を繰り返すことが素晴らしいのか?というと、そうではありません。同じ仕事を繰り返すだけ、昨日と一緒、毎日一緒の仕事では、これは「反復」であり、進歩がありません。進歩のない継続は、継続ではありません。反復です。
昨日よりも、もっと良い今日、というように少しずつでいいから進歩していく、ミスを減らし、事故を減らし、改善と工夫をしていくこと、これに価値があり、これが真の継続である、ということ。そうやって「継続できる」人間が、会社にとって必要な人材となっていくのだと思います。