㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
仕事にやる気が出ない。一生懸命仕事をしても、何か損をしている気がする。上司の目を盗んで、仕事をうまくサボったら得した気分になる。働かずに給料を貰えるなら、そんなに素晴らしいことはない・・・そんな風に考える人が一定数いる。むしろ、多数派かもしれない。
これは、仕事というものは、その多くが、退屈に感じるようなモノ、だということでもある。
単純作業の繰り返し、誰がやっても一緒のような仕事、そう思って働いて、いい加減な仕事をしてしまうと、碌でもない商品が出来上がる。
仕事には、血湧き肉躍るようなスリリングなものは少ないかもしれない。
世の中にある仕事で初めから楽しい仕事はない、と思う。
目の前の自分の仕事を「意味のある仕事」にするか、「ただの作業」にするかは、自分次第である。会社の目標、自分の目標、そこに到達するための過程、何をして、どこまでやるのか、を全て自分で決めて、それを見据えて、目の前の仕事に取り組まなくてはならない。
その取り組み方1つで、1年後、3年後、5年後の結果が変わってくるのだ。結果が良くなるか、悪くなるか、誰も分からない。でも、良くしよう!と思わなければ、絶対に良くはならない。もしかしたら、景気が良くなって・・・、大幅な減税が・・・、そういう神風に期待する方もいるかもしれないが、神風が吹いても、決して自分の経営は良くなったりしない。経営を良くするのは、経営者であり、そこで働く人だからである。
ある飲食店に行ったとして、入店して、元気よく「いらっしゃいませ!」と案内され、笑顔で注文を聞き取り、気持ちよく食事をできる店と、愛想の悪い、暗い雰囲気の店で、お金がいっぱいあるとして、どちらの店に行きたいか?当然の答えである。景気が良かろうが悪かろうが、潰れる店は潰れるし、生き残る店は生き残れる。全ては、経営者とそこで働く「人」次第である。その「人」が、どれだけ真剣に仕事に取り組むことができるのか、それができる体制、環境を作ることができるのか、まずは経営者から真剣に取り組まなくてはならない、のである。