㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
ー難問にぶつかった時に、初めから「それはできない」と否定から入ってはいけない。とにかく頭の良い人に限って、できない理由をとうとうと並べ立てる。できる力を持っていながら、すぐ「限界です」とあきらめる。そんなことを許していたら会社は潰れる。できることもできなくなってしまう。大切なのは気概と執念だ。部下が疲れきって「分かりました。もう一度トライします」と根負けして折れるまで、言い続けなければダメなのだ。ー
頭の良い人は、すぐに「できない理由」がポンポンと何個も浮かんでくる。そして、できない理由を正当化しようとする。これは、頭の良いとか悪いとか、関係ないのかもしれない。頭がさほど良くなくても、結果は同じ。
経営者が、部下に「聞いても」答えは、一緒。
「やりたくない」「新しいチャレンジなんてしたくない」「今までと同じがいい」
こういった、今のままがいい、という人間がほとんどである。
だからこそ、経営者が「やる」と決めたら、どんなに反対されようが「やる」という強い意志。人を説得する、できる気概と執念が必要である。
もちろん、経営者自体が「頭の良い」場合もある。
昨今の米騒動で分かったと思うが、米価格が上がった・・・として、政府介入で米価格の調整が入った。備蓄米が導入され、実際に、米価格を下げざるを得なくなった。2025年年末になれば、新米が入る。そうなれば、古米になって売れなくなる。米だけではない。一時は、ひと玉 1000円もしていたキャベツが今は、200円を切っている。米や野菜だけではなく、服や靴もみんな一緒。今の価格がこの先も保証される「はず」がない。価格は、自分の思い通りにはならない。
こうした外部環境の変化を見据えて、今の自分の経営は常にMAXで対応しなくてはならない。売上を増やす、利益を増やす、投資をする、無駄な経費は使わない、削る、全ての経営活動は常に最善で動くべきである。が、「できない」理由を並べる方も多い。作業機械が高騰して、買えない・・・買えるような経営、会社にするしか方法はない。のである。