㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

経営者として、会社に必要だ!と思ったことは、最後までやり抜く覚悟が必要だ。

自分で決めた、会社のビジョンがある。30年後の会社は「こうなる!」と決めたなら、その時まで絶対にやり抜くこと、途中でハシゴを外すようなことはしてはいけない。
当然、途中で変えることや、変えないことの1つ1つの是非はある。
が、経営者として「決めたこと」はやり抜かなくてはならない。

なぜか?

「決めたこと」をやり抜くとは、非常に大変な困難だからだ。辞めてしまえば、そりゃあ楽になる。今日までに完成させること、と、いつかやればいい、こと、どっちか楽か・・・。誰かから命令されたものでもない。自分で決めたことだから、「今日はもういいだろう」と自分に甘えることも簡単である。
困難な道よりも、安易な道を選びたがる。楽して稼げれば、それが1番良い・・などと考えたくなる。そうやって、自分にどんどん甘えていけば、その先に待っているのは、会社の倒産である。

目標や夢を語るのは、良いことである。それ自体は良いことであるのは、間違いない。が、それを実現する、もしくは、達成に向けて努力し続けることができるのか?有言実行ができるかどうか、の方がよっぽど重要である。口だけ、にならず、必ず達成する!そのために、今何をしているのか・・・。
遊んでいるのか、仕事をしているのか、緩んでいるのか、引き締めているのか、1つ1つの経営者としての行動が、この夢や目標に近づく行動なのかどうか。夢や目標が、本当に目標なのか、ホラなのか、を周囲から認められるようなレベルまで、自分を追い込まないといけない。1年や2年で達成できるものではないが、それでも、周囲からみればそれが本気なのかどうか、分かる。それぐらいの気迫で取り組まないと、とても達成できない。

さらには、経営者1人で達成できるものではない。社員も巻き込んでいかなくてはならない。そうなると、その社員の気持ちを「変化」させなくてはならない。経営者が「できるかな?どうかな?」という程度の気持ちで、やっているなら、とても、絶対にできる!なんて、社員は思わないだろう。経営者が「絶対にやる!」となっているからこそ、社員もついていこう!と思えるのだ。