㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
起業における経験、知識が必要なのかどうか。常識から考えれば、あった方が良いに決まっている。その起業する仕事の事を理解していないと稼ぐことなんてできないじゃないか・・・と。
ところが、現実はそうではない。
人は理解すればするほど、無理難題が見えてくる。その無理を超えた先に「利益」があるのだが、それには目を向けず、この無理難題に対して悩み、足を止める。できそうだけど・・・ちょっと難しい・・・と考える、言い出す。
この傾向は、頭の良い人ほど起きやすい。大企業の会議でも、新しい素材、新しい事業を始めようとする打合せの中で、意気揚々と「できない」理由を長々と説明する人も多い。
はっきり言うけども、「できない理由」はいらない。
できない理由なんて、誰でも作れる。それこそ、忙しい、人がいない、で終わりである。そんなものに価値はない。
起業家、経営者に必要なものは、この無理難題を解決する力である。難しい、からこそそれを達成できた成功できた先に、リターンが待っている。
では、どうやってこの無理難題をクリアするか。それは、まずは「スタート」すること。やってみる。やってみて、必ず失敗する。失敗するからこそ、改善点が見つかる。その改善点を1つ1つ直していく作業。この作業を延々に繰り返す。そうすれば、いつか必ず成功する。
まずは、やってみること。この1歩を踏み出す勇気を持つこと。
「やってみなくちゃわからない」という無知の精神で進めることである。
1つだけ、この無知にもデメリットがある。この無知は、金融機関には通用しない、ということである。彼らを説得するのは「数字」である。無知のメリットはあくまで起業家精神にのみ通用するということは、忘れないよう経営していきたい。