㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

自分の今の生活が苦しい、というのは経済的な理由からなのか、それとも、将来の不安からなのか、分かりませんが、そういう回答があるそうです。ちなみに、多くの政党が言っている「政治の力」で、我々自分の生活は、変わりません。せいぜい年間10万円得するくらいでしょうか。生活が苦しいのなら、たかが10万円で生活は改善できませんね。

年金支給が65歳以上からに、70歳以上、それ以上に広がる可能性もある。健康保険負担率も3割から5割に、自分が住んでいる北見では、市の財政難の問題から水道料金が2倍以上になりそうだ、という話しも出ています。北見に限った話しではありませんが、多くの自治体でも似たようなインフラの値上げは発生するでしょいう。我々が感じる生活コストが上がっているように、インフラの維持コストも上がっているわけで、維持しようと思えば、値上げしか方法はありません。

こうした大きな流れの中で、働く年齢も上がっていきます。
60歳で引退できるはずもなく、65歳、70歳、僕の世代は80歳まで働かざるを得ない、そういう時代になりつつあります。これを聞いて、
80歳まで働ける!と思うのか、80歳になっても働かなきゃいけないの?と思うのか、人によって変わってくるでしょう。
今の自分の生活を維持するためにでさえ、自分の給料を増やしていかなくてはならない。そうしなければ、増えていくコストアップについていけない。2022年の3年前と比べて、インフレ率は17%上がっているそうです。アメリカでは、年間7〜8%上がっているわけで、年収350万円なら、黙って、年間20万円から30万円が消えていく計算です。
「今のままでいい」なんて、発想ではジリ貧は目に見えています。それぞれが、少しでも給料が上がるように、仕事をしなくては、生活はジリ貧です。

これが、そもそも経営者なら「今のままで」がどれほど危険なことが分かるでしょか。黙って、年間5%ずつ利益が減っていく計算です。20年たったら、100%になって、倒産というわけです。誰に何を言われようと、周りがなんと言おうと、経営者として会社の成長は、絶対に譲れない、ということを肝に銘じておくべきです。