経営者として、必死に努力しているはずなのに、その努力が報われる日はいつくるのか・・・そんな風に考えてしまう。仕事帰りに、地域の盆踊り大会でキャピキャピしている風景を見て、悲しくなってしまう。
こういうとき、我々は、「今運をためているのである」と考えるべきなのである。精一杯努力したとしても、最後に結果を決めるのは「運」である。
ある営業マンが必死に営業努力したとして、足繁く何度も訪問して、その中で、たまたま、契約できることになった。たまたま、欲しい時に来た・・こういった事がある。精一杯努力しても、結果を決めるのは「運」である。
しかし、その「運」は、努力に努力を重ね、もうこれ以上できることはない、全てやり切った!その果てに、初めて「運」がやってくる、のである。
自分は運に恵まれていない、不幸なことばかり起きる、そう感じても心配はいらない。なぜなら、不運は、幸運の始まりである。やるべき努力を達成することができれば、その先に必ず「運」が待っている。その努力をどこまでできるか、運を近づけることができるのか、そこに経営者の手腕がかかっている。
こういう風に考えてみると、まだまだ自分に改善の余地があることが分かる。なんで、これをやっていなかったのか・・・。ここでの判断は正しかったのか・・。なぜ、この準備を早めにやっておかなかったのか。
運を呼び込むためには、この「準備」が必要になる。大抵の場合、準備は、明日にしよう!と先延ばしにする。そうすると、明日にはコロっと忘れている。覚えているつもりでも、必ず忘れる。思い立った時にすぐにやる。明日ではなく、今すぐにやる。こういった「準備」に対する心構え1つとっても、「運」の訪問は変わってくるのである。