泣かない、逃げない、やめない、この「3ない主義」を貫く限り、必ず会社を立て直すことができます。
この「泣かない(言い訳をしない)」「逃げない」「やめない(最後までやる)」を実践することができれば、必ず物事は好転するのですが、実際にはせっかく目の前にチャンスがあり、一定期間そこで学ベば得るものが沢山あるのにもかかわらず、中途半端に「3ない主義」をやめてしまう人の方が多い。
「いやあ、そうは言われても・・」「こんな急激な円安になったら・・」「これだけコストが高くなったら・・」というような言い訳ばかり。
そもそも論として、「これは私のせいじゃない。私は精一杯やっているが、外部環境がこうも変わってくると難しい。これが限界です。」というようなことを言っても良いのであれば、リーダーは必要ないということです。為替も変わらない、コストも変わらない、売値も買値も変わらない、外部環境が一切変わらない、つまりは、誰がやっても一緒なら、リーダーは必要ない、ということです。
苦境にあるからこそ、リーダーにはこの3ない主義精神が必要になるわけですが、実際にはこの3ない主義を、やり続けるのは非常に困難です。誰だって、楽な道を選択したくなるわけです。あえて、苦しい道を選択する、そういう事はしたくありません。
しかし、会社を苦境から立ち直らせるには、必ずこの3ない主義が必要です。経営者だけでなく、社員もこの主義に染まっていないと、危機感が足りていないでしょう。
経営は、机上の空論では復活は無理です。泥水を啜るような現場で、それでも逃げない、泣かない、言い訳をしない、そして、やめない、できるまでやり遂げる、これには、強い精神が必要です。これを実行できなければ、自分の経営を復活させることはできないでしょう。