2024年会計年度のウォルマートの年間売上額は、6,481億ドル、日本円で96兆円。これは、世界でNo.1の売上高になります。
そんなウォルマートが掲げる、経営理念が
1. 全ての努力は客のためであって、企業のためではない
2. 失敗を恐れず、改善と改革に挑戦し続ける
という2つです。
この理念を裏付けるように、創業者サム・ウォルトンの口癖が
「今、△△では〇〇が新しく行われている」
これは、老人?にありがちな「昔はこうだった」という過去の追憶からの引用ではなく、『今』のやり方であり、最新の方法論はどんなものがあるのか、という発想であるということである。

長年その現場にいると、新しい発想は皆無である。こうやって成功した。これで上手くいっていた。事実、そのやり方がうまくいっていた時もあるのだろう。しかし、同じやり方が10年、20年と通用するはずがない、これも事実である。しかし、理屈で考えた方法ではない場合、過去のやり方に縛れるというのは、かなりの確率で起こりうる。
その時に新しいやり方に踏み切るのではなく、常に新しいやり方や方法を、常に模索し、考え続ける、それができるかどうか?ということである。

自分はそうではない。過去の成功に縛られてなんかいない、そう思っていたとしても、結果そうなってしまうケース。過去の成功体験に縛れられて、そこから発展していないケース、というのは多々ある。いわゆる大企業病の一種。自分がそうではない、としても、会社全体の雰囲気がその雰囲気に染まるケースもある。よっぽどの強い信念を持っていなくては、この雰囲気からは逃げられない。その覚悟が必要である。