経営に行き詰まる。
赤字経営が続く。
こうした状況になってしまった経営者の多くは、そこで諦めてしまう。

経営が行き詰まってから、色んな人に相談したとしても、「遅い」という話しは確実にある。キャッシュフローが枯渇してから、あれこれ手を打っても、大抵上手くいかない。自身の精神状態も良くない。
そうした時に、多くの人は、自暴自棄気味になり、なるようにしかならない、というような「諦め」に近い感情になってしまう。もしくは、「悪いのは自分ではない」という開き直り、自分以外の原因を探してしまう。
こうなってしまったら、そこから立ち直ることは非常に難しい。

苦しくても、自分で立ち直る、そういう力が必要なのである。その具体的な方法は、単純で、「より良い方法を考えて、改善していくのみである」ということ。その過程で発生するであろうストレス、このストレスに対して、安易なご褒美を設定せず、プライベートの支出を抑えて抑えて、仕事に没頭できるかどうか。
まともな意見のように思える、これだけ苦労したんだから・・・とか、年末年始くらい、お盆くらい、とか、世間一般ではこれくらい良いだろう、というような意見に惑わされず、自らの信念に対して突き進むことができるかどうか。

一度上手くいったからといって、同じ方法がこの先も通用するとは限らない。なぜなら、常に環境が変化するからである。その変化する環境に対応する方法は、常に考えて、常に改善する、変化し続けることができるかどうかである。これが1番、難しい。