経営における「良いこと」と「悪いこと」は、必ず半分ずつになります。ものすごく嫌なことがあったとすれば、その後に必ずそれと同じくらいの良いことが起こります。
中には、自分の経営は嫌なことばかりだった・・なんて事を言う人もいますが、実際には自分にも存在した良い事を認識していないだけ、ということです。
他人が良いことばかりあったように見えても、それは間違いで、見えていないところで、それ相応の嫌なことも経験しているわけです。

現実には、小さい苦労を重ねるなら、小さいサインカーブ(良いこと)、大きな苦労を重ねるなら、大きいサインカーブ(良いこと)が待っています。前者なら、嫌なことも少ないけれど、良いことも少ない人生になる。後者なら、嫌なことも山ほどあるけど、良いことも山ほどある人生になる。人生全体で、嫌なことと良いことは50%ずつと決まっているので、あとは、その振り幅が小さいのか、大きいのかの違いだけ、ということです。

つまりは、経営において、嫌な事をどんどんやらないと、良いことも増えていかない、わけです。嫌な事から逃げたら、良いことも減る。それだけのことなのです。

もしも、今、「大きな問題にぶち当たったなあ・・・」とか「大きく不安に駆られるような状態」こういった時に、「今はサインカーブの下にいるけれども、これを乗り越えてサインカーブの上にいった時には、同じくらいの幸せが待っている」と、考えるべきなのです。
今やっている事が上手くいくのか?そうでないのか。これは誰にも分かりません。やり方が正しいのかどうかも、誰も分かりません。経営者自ら、試行錯誤しながら、ちょっとだけ変えてみたり、大胆に変えてみたり、創意工夫を凝らしながら、あーでもない、こーでもない、たまに他人に聞いてみたりしながら、やっていくしかありません。
その過程が辛ければ辛いほど、大変であればあるほど、そこを乗り越えた先にある幸福は大きなモノになるはずです。
そして、この精神を、社員に浸透させなくてはなりません。夢やロマン、志し、というのは、辛い時にこそ、経営者は語らなくてはなりません。