(株)牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
先日・・というかつい一昨日にですね。家族と言い合いになりまして、お恥ずかしい話しなのですが、その理由がまさしく今日のこのテーマなんですね。テレビをつければ、コロナ、コロナ、その危機感を煽り続ける報道とマスコミ。僕は決してこのマスコミが悪いとかそういう話しをしたいわけではなく、そういったネガティブな情報に人々が晒されることで、メンタルがネガティブになることを否定しています。今日はそれについて解説していきたいと思います。
「ファクトフルネス」という本が世界中でベストセラーになりました。僕も読みましたが、面白い本です。そこで書かれている内容は、簡単に言ってしまえば「世界は良くなっている」という内容です。ちょっとバカっぽい言い方ですが、この本の内容は、細かいデータ、数字からくる事実から割り出した正確な答えなわけです。
例えば、世界の人口は今急激に増えています、それに伴って飢餓で苦しんでいる人口は過去20年と比べて2倍になっている・・・と答える方は65%もいるそうです。これだけ、食糧危機と言われている世の中では、そりゃあ・・飢餓で苦しむ人多いでしょ!というわけです。
現実は、違います・・・どんどん飢餓で苦しむ人は減っており、(厳密には食料問題と関係ありませんが・・)むしろ、肥満で苦しんでいる人の方がおよそ1.5倍も多いのです。これが世界の事実なのですが、ヒトは本能的にネガティブに考えるようにできています。だから、肯定的な事よりも、「もしも・・」とか「もしかしたら・・」とかそういった否定的なことを考えやすいのです。皆さんも心当たりがありますよね?
だからこそ多くの人がノストラダムスの世紀末破滅予想を恐れ、悲観したりするのですね。でも、実際には世界はどんどん良くなっているのが事実です。今回のコロナに関しても、コロナワクチンがmRNAワクチンという今までにはない手法で作られ、それも1年半かかると言われたのがわずか半年で完成して、更には1年後の今、この日本でも接種されているという事実。「食糧危機がくる」「食糧危機がくる」と言われ続けたけど、結局ちょっとマグロの値段が上がったのかな?で済んでいる今のこの世界。
雰囲気や噂ではなく、数字やデータで見れば、間違いなく世界は良い方向に進んでいます。ヒトは生き物で、もともと天敵がいた動物で、ネガティブに考えるようにできていると理解すれば、僕が言っているこの「合理的楽観主義」も理解できるんじゃないのかな、と思います。