(株)牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
「2040年の未来予測」という本が売れている。元マイクロソフトの日本代表の成毛さんという方が書いた本だ。そこでは、近未来に起こると予測されることが書いてある・・が、多くの人は信じないだろうし、よりマニアックでより専門的すぎて理解できないのかもしれない。そんな中の1つの情報として、人口冬眠について解説していく。
人口冬眠・・熊や蛇などの動物のように人も冬眠させる技術。この技術が実用化されれば、緊急事に脳や内臓の酸素消費を抑えることが可能になり、蘇生の時のダメージが抑えられる。災害、宇宙環境、遭難などなどを想定している。
今回のコロナウイルスによるパンデミックによって、mRNAワクチンという新しい技術がその技術を大幅に前進させた。今まで早くても1年半かかると言われたワクチンが、たった半年で実用化段階になったというのは、かなり驚くべきこと。今まで品種交配のようにちょっとずつちょっとずつ作っていたものが、ウイルスの遺伝子配列を確認してそこから抗体の設計図を作るイメージ、にまで進化した。
これから先、新しいウイルスが現れてもそのウイルスの遺伝子配列が世界中で共有されれば、ワクチンが作れてしまうことを意味している。
さらには、先日発表された人口冬眠の報告。
人口冬眠が解明されれば、牛などの家畜の運搬においても餌や水をやらなくても大丈夫だし、ストレスも減るなどの研究もされている。他にも、病気の進行を遅らせたり、さまざまな経済的効果も期待できる。これも全て、ヒトゲノム解析などによって、人体のメカニズムがわかった恩恵とも言える。
▼世界初! 冬眠の神経回路を同定した 筑波大学・櫻井武教授が語る「冬眠」と「宇宙旅行」と「救急救命」
https://horiemon.com/talk/78668/