㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
ある日、いつものラーメン屋さんでラーメンを食べていたら、「値上げ」の話しになった。その中で、食材が上がっているという話しの中で、「ニンニク」の話しになった。その店主は、こだわりがあって、ニンニクは国産を使っているそうだ。
常呂産のニンニクを使いたいが、2〜3ヶ月で無くなってしまうため、青森産に切り替えたり、他の産地に切り替えたりしているそうだ。在庫が少ないから。
「なぜ?年間供給できる量を作らないのか?」と疑問に思った話し。
国産のニンニクは、1個300円くらい、中国産は1個100円くらい、最近はスペイン産とかあって、これも1個100円くらい、それでも国産を使いたいという人がいる中で、なぜ、年間供給できるように作らないのか?
もちろん、農地がないとか、人手がないとか、理由はあるだろう。では、「どうしたら改善できるか?」を常に真剣に考えて、毎年改善できているのだろうか?同じとを続けているのだろうか?
今、海外では同じように、需要があればそれに応えるだけの「改善」をする企業がたくさん存在する。そういった企業に勝てるのだろうか?
飲食店であれば、年間を通じて安定した仕入れを望むのは当然だろう。それに対して、どう改善していくか、真剣に考えているのだろうか?今、海外の方がよっぽど真剣にやっているのではないか?・・なんてことを考えてしまった。
そうなれば、使う側の意見を考えれば、スペイン産のニンニクを年間通じて使おうか?と考えるのが、普通であろう。
日本には、技術もあるし、勤勉さもある。だから、世界に通じる。ほんとだろうか?と疑問に思う。最後に店主が「日本人は凄いから、本気を出せば、農業でも良い物が作れるはずですよ」本気を出せば?・・・期末テストが終わった後に、「本気で勉強すればもっと点数が取れる」と言っているダサい学生と一緒ですよ・・と思った。