㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

経営上の困難に向き合うと、多くの経営者は・・・その巨大な敵に屈服してしまう、つまり、逃げてしまうケースが多いわけです。

「もう、どうしようもない」「何を一体どうすればいいんだ」
今のこの酪農不況の中で、そうやって悩んでいる方はいっぱいいるでしょう。
ですが、これは事実を言っているのですが、
どんなに苦しい状況にあったとしても、「朝の来ない夜はない」「止まない雨はない」わけで、たとえ、どんなに長いトンネルであったとしても、ひたすらに歩いていけば、いつかは必ず抜ける事ができるわけです。
しかし、真っ暗なトンネルの中にいれば、いつ出口に辿り着くか分からないわけで、(何をすればいいか分からない、今の自分が正しいか分からない)ただただ、不安に思うことでしょう。ですが、歩き続けさえすれば、必ず、出口につくことができるわけです。そして、その出口は、とてもとても明るい出口になるはずなのです。

もちろん、すぐに出口につくことはありません。この困難自体が、解決策を持っているからです。困難が解決策を持っているとはどういうことか?困難から逃げれば、解決策も遠くなってしまう。困難と解決策は、セットで1つ。困難から逃げれば、解決策もなくなるわけです。
先日、ある営業マンと話していて、その方は中途入社半年ほどの方で、まだ半年なのに営業ノルマで上司から詰められるという悩みでした。確かに、世間の常識?なら、まあ1年か2年は・・という雰囲気もあるかもしれません、しかし、もしも、1年以内にかなりの成績を納める事ができたなら・・・それは、素晴らしい営業マンと評価されることでしょう。これが入社して3年目なら、そこまでの評価はされないということです。

まさしく、今、酪農不況と言われている状況下で、きちんとした利益、そして、キャッシュを増やすことができたなら・・・どうでしょうか? 関係機関の評価、さらには、不況から好況へと情勢が変わった時の利益の伸びは、爆発的なモノへとなるのは誰にでも分かることだと思います。重要なことは、会社、経営者の「真の実力」が上がったことを意味しているということです。会社の実力が高い!ということです。それを最も評価してくれるのは、今だということです。
困難を乗り越えた先には、必ず解決策と、明るい出口があるはずというのは、こういうことなのです。