㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

働きたい!という社員の多くは、自分が矛盾しているということに気づいていない。彼らの主張は
・たくさん給料が欲しい
・早く帰りたい
・楽をしたい、忙しいのは嫌だ
こういった矛盾していることを平気で言う。
これは、サラリーマンだけではない。経営者の中にも、かなりの数いる。
残念なことに、彼らは、自分が矛盾していることに気づいていない。
我々は、自分が間違っている、矛盾しているということに、気づきにくい。

例えば、女性が結婚したい男性は!というランキングがあったとして
・姑がいない
・マイホーム持ち
・ハンサム
・高学歴
・高年収、1000万円以上
・面白い、飽きさせない etc といくらでも出てくる
が、こんな男がいるわけがない。
自分が男なら、すぐに気づく。こんな男がいるわけがない、いたとしても、その男はすでに結婚している・・・と。

他人のことには、すぐに気づけるが、自分のことには気付けない。
僕自身も含めて、自分のことに気づけない。いかに、自分が矛盾しているか?ということに気づけない。
楽して儲かる方法はない!と言いながら、楽して儲かる方法を探している、これが現実である。だから、上手くいかない。当然である。
自分にだけ都合のよい社会はない、この当たり前のことすら忘れてしまう。
自分が儲からないのは、誰かが悪いことをしているからだ。
政治が悪い、ホクレンが悪い、農協が悪い、・・・・・悪いのは、矛盾している経営者である自分なのだ。社員を教育できない、キャッシュを増やせない、投資もできない、自分なのだ。と本気で思えるかどうか。

他人のことは、よく分かる。そして、「あいつはバカだ」と笑うことがある。が、実際に自分はどうなのか?笑われるようなことをしていないのか?完璧なのか?経営者として、完璧な経営ができているのか、自分自身を徹底的に問い詰めなくてはならない。