㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

「いやあ、そうは言われても、こんな部下しかいないですから」
「こんな急激に円安になったらどうしようもない」
「これは、私のせいじゃない。私は精一杯やっているが、外部環境がこれだけ変わってくると難しい。これが限界です。」

この仕事は儲からない。
この仕事は、何をどうやっても儲かる方法はない。
このように、自分の業界のことを言っている方がいます。

一方で、社会の真実として、誰がやっても儲かる仕事に価値があるのか?という問題が有ります。売値も買値も変わらない、外部環境も変わらないのであれば、経営者こそ必要ありません。誰がやっても同じ結果になるからです。
他責思考で「もっと価格が上がれば・・・」とか「もっと仕入れが安くなれば・・」という思考では、決して経営が上向くことはありません。自分の実力で、経営改善できなければ、経営者としての価値がないからです。

逃げない・やめない・できるまでやる、を真に続けることができれば、必ず、経営は良くなります。ですが、続ける事ができないのです。逃げたくなるし、やめたくなるのです。
本当に結果が出るのか?
その結果は満足できる結果なのか?
それによって、本当に経営は良くなるのか?
不安要素しかないからです。
しかし、逃げない・やめない・できるまでやる、を続ける事ができれば、必ず経営は良くなります。
これは言い換えると、この「逃げない・やめない・できるまでやる」ができなければ、経営改善はできない、ことになります。

経営が悪くなってしまうと、経営者の心も弱くなります。心が折れるというやつで、楽な方へ楽な方へ逃げたくなります。楽な方へ逃げたとしても、経営が良くなることはありません。誰でもできるようなモノで、経営が改善することはできないからです。
困難なこと、できないかもしれない、ことを可能にすることでしか、世の中に価値を提供できないからです。
そして、困難を乗り越えた先に、必ず精神的なタフさが身に付くはずです。
人間なんて、誰でも弱いわけです。怠けたいし、サボりたい。しかし、本当に経営を良くしたい!と思うなら、精神的に強い人間にならないといけないわけです。