㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

現状を否定するところから仕事は始まる

企業も事業も存在する限り、成長をしなくてはなりません。過去の業績も、今取り組んでいることも、全ては次の段階のための準備です。常に5年後、10年後を見据えて進化し続けなくてはなりません。

成長するための原点は、過去と現在を徹底的に否定することから始まります。
過去の成功を否定して変えていかなければ、大きな成長を期待することはできません。誰がも、経営における不安を抱える中で安定志向になりがちです。どこにも存在しない安定した経営という幻想に取り憑かれます。安定経営というものは、存在しません。会社経営というのは、潰れるか潰れないかの間をあっちにいったり、こっちに行ったりしているに過ぎません。不安定であることが経営の通常運転です。
特に好調な時こそ、安定志向になりやすいわけです。その好調な時こそ、過去・現在を否定して変わることができるか?ということです。多くの人は、不調の時にこのままではまずい、と変えることができますが、好調の時こそ変えることができれば本物ということです。

現状の方法ややり方に固執せず、もっと良い商品を作ることはできないのか?もっと乳量を増やすことはできないのか?世間の常識でこれ以上個体は増えない、頭数は増やせない、という思い込みをしているんじゃないだろうか?と、真剣に悩んでいるか。
もっと低コストでできる方法はないのか?変えて失敗したらどうしよう・・・。現状を強く否定して、トータルコストを下げつつ、売上が増えるような方法を研究、模索していく。
こういった行動を真剣にできているか?ということです。
我々は、どうしても頭が固くなりがちです。固定概念、今までやってきた方法、過去に成功した方法に固執してしまいます。自分がこういった頭が固い人間であることを認めて、意識的に過去を捨てる意識がなければ、この先、成長することはできません。