㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
成功するというのは、保守的になるということだ。今のままでいいと思うようになってしまう。成功したと思うこと、それがすなわちマンネリと保守化、形式化、慢心を生む源だ。商売にとって良いはずがない。商売というのは、現状があまりにうまくいかない時に「だったら、どうすれば上手くいくのか」ということを徹底的に考えるということであり、成功したと思った時点でダメになるのだと思う。
「一勝九敗」柳生正
経営において、このように考えることができるかどうかで、自分の会社が生き残れるのか、成長できるのかどうかが決まる、と言っても良い。
経営者はみんな成功したいと思っている。
ところが、その成功も、たまたまの偶然なのか、実力が伴った成功なのか、2通りある。たまたまの偶然を自分の実力と勘違いすると、この保守的な思考になってしまう。たまたまの偶然とは、去年の米価の高騰などが良い例だと思う。米の価格が上がったことは、自分の実力なのか?どうか、冷静に分析できる思考ができているのだろうか。ネット上のコメントを見ている限り、どうも・・・今までやってきた苦労が実った、というような物が多いので、自分の実力という風に勘違いしてしまっているように感じる。そうなると、どうなるか。この米価格が万が一、下がってしまった時に対応しきれない。
ネットにコメントしないようなサイレントマジョリティの方は、どう考えているか推測もできないが、冷静に自分の実力を分析しているのでは?と思う(違うかもしれないが)。
ほとんど努力しなくても売れているのは”ブーム”の結果に過ぎないと分析しながら舵を取るべきだった。売上がアップしてもダウンしても、どんな時でも常に冷静に、客観的に市場を分析して、適切な判断をし、行動すべきなのだ。市場に踊らされてはならない。部分的に即断し、闇雲に偏った反省をすべきではない。しっかりとした分析に基づかないで反省して行動しても、ますます傷口を広げることにある。
「一勝九敗」柳生正
経営者は、上手くいっても悪くなっても、冷静に客観的に自分の会社に足りないものを考えなくてはならない。その足りないものを、コツコツ積み上げていくしかないのだ。