(株)DCFサービス 牛コンサルタント 中野です。

今現在の学生や若い人たちは、やりたい事が多いため1つの仕事に絞れない。また、1つの会社にいるよりも転職を繰り返すパターンもあります。
これを「根性がないだけ」と切り捨てるのは簡単です。が、優秀そうな学生ほどそこで悩んでいるようにも思ったので、塾考してみました。

やりたい事が多いのはなぜでしょうか?
世の中が副業の流れだからでしょうか?
将来への不安から?もしくは輝く未来を見据えて新しいことにチャレンジしたいのでしょうか?
理由は1つではないとは断言できますが、ここで1つの仮説をたててみます。

「今ある仕事(やっている仕事)は15年後にも存在しているのでしょうか?」

今、社会人であるあなたが今働いている仕事のままで定年や80歳まで働けるのでしょうか?
皆さんがご存知のようにITやAIの革新で様々な仕事がヒトではなくAIに置き換わっています。昔、産業革命が起きた時にいわゆる「職人」たちが仕事を奪われたように今またヒトの仕事が同じように奪われています。その進化速度は「ムーアの法則」と呼ばれ、2年で2倍、4年で4倍、6年で8倍と加速度的な進化を遂げています。2032年にはAIは人間の脳みそを超えると言われているのです。

誰もが知っているレベルですと街から「写真屋」「本屋」がどんどん潰れています。電子ブックやデジカメなどにとって代わられて仕事を奪われているのです。そこから、今や倉庫内作業ロボットや酪農(搾乳ロボット)などアーム系ロボットが台頭しており、2016年にはAIが小説を書いて「星新一賞」の1次審査を通過したなんてことも起きていますし、お隣の韓国では「AI弁護士」が法律事務所に就職しています。六法全書や過去の判例などの記録作業はAIの得意分野で今後はますますAIが進むことでしょう。

次回、「核心」に迫ります → 続く