1つの産業を1社が独占しているというのは、ほとんどあり得ない。1つの産業に多くの会社がしのぎを削っている。その中で、成功している会社は何が違うのだろうか?
酪農業界で考えてみると、乳価はみんな一緒である。つまり販売単価はみんな一緒。この業界では、どこに差が生まれるのだろうか?
飲食店であれば、安くて美味い店。その代わり、セルフであったり、味が1種類しかなかったり。量が少ないなど、それぞれの会社の強みを考えてそれを実践している。服飾であれば、ファッションなのか、普段着なのか、安いものから高いものまで、それぞれの会社がそれぞれの特徴を考えている。
自分の会社は、どうなのだろうか・・・
同じ業種の中で、同じ価格の中で、どこで差別化がされているのだろうか?
どこで差別化されるから、他よりも有利な点があるわけで、そこが「儲かる」ポイントになってくるわけです。
日頃からやっている仕事も、どこが他と違うのか。他よりも優れるためにどうすればいいのか・・と、常に「考えて」仕事をしなくてはなりません。今やっていることの、正しい姿は何なのか。やらなくてはならない事と、やらなくても良いこと、その理由と結果を考えて仕事をする。
この理屈は、何も、同じ業種だけを学ぶだけでは得られません。他業種も、経営という大きな枠組みの中で、ひたすら研鑽する必要性があるかもしれません。
