(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 代表 中野です。

ZMPとは次世代自動車のプラットフォームなどを開発するロボットベンチャー企業

このZMPが2019年11月より日本国内でMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)を活用して「空港リムジンや自動運転タクシーを連動させた都市交通インフラ認証実験を開始する」と発表した。これは7社が提携して行う公的事業に近いもの。
北海道の斜里町でもホクレンが主となり大型トラックの自動運転レベル4の実証実験を開始すると発表されている。

MaaS(マース)は、「あらゆる人々・モノの移動・輸送ニーズに応えるために情報・予約・決済を統合して交通手段の移動・輸送サービス」と定義されている。

日本の自動車産業トップのトヨタもソフトバンクとの業務提携を結んでそのMaaSの開発を進めている。

このZMPの日本版MaaSが開発を急ぐのには理由がある。世界ではより早くこの開発が進んでいるからだ。昨年2018年にはもうロボットタクシーが開発され道路を走っている。そのMaaSが国内に入ってきたらもうすでに国内の移動・輸送インフラ産業は大きなダメージを受けるため、急いでいると思われる。
これには法律の改正が必要となる。例えば日本では自家用車のライドシェアや輸送サービスは「白タク行為」となるため道路交通法違反となる。この辺りは先々の技術開発に合わせた柔軟な改正が必要になる。
また、タクシー業界やトラック業界は常時人手不足の業界となっている。募集しても人が来ない・・今いる人員の高齢化が深刻な問題となっている。実際、僕の周りの運送会社もドライバーの主力が50代という話が多い。10年後には更に人手不足になると言われている。また、労働者の働き方改革の歪みで運送業界が稼ぎづらくなっていることも大きな要因になっている。

こういった課題を将来速やかに解決するために、民も公も今急いで「自動運転」に取り組んでいるようだ。

ちなみにこのZMPはショッピングモールなどで1人乗り用の「Robocar Walk」(ロボカーウオーク)を開発し販売しているとのこと。これはアプリで呼べばきて目的まで自動運転で運んでくれるモノ。リンクを貼っておくのでご参考に。

ZMP、1人乗り自動運転モビリティ『Robocar Walk』を発表—空港や商業施設での活用を想定 | レスポンス(Response.jp)ZMPは7月23日、高齢者や障害者など歩行が困難な人に向けた1人乗りの自動運転モビリティ『RoboCar Walk』を発表response.jp

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