(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 中野です。
いまだに安全なのかどうか?議論されている遺伝子組換え食品。さらには全く意味不明なゲノム編集食品なるものが2019年より日本の食卓に出ています。
ホントに大丈夫なの?
将来的に害はないの?
食に関わる我々でさえ、本当に遺伝子組換え食品は大丈夫なのか?ゲノム編集食品は大丈夫なのか?と思っている方もいらっしゃいますよね。
なぜ、そこまで我々は過敏になるのか?
なぜ、遺伝子をイジるという言葉を聞くと、恐怖を覚えるのか?
そのルーツを考えたとき、浮かんだ1つの答えがこの光学異性体の問題・事件である。
過去において、サリドマイドという薬品の薬害事件が1960年頃に日本でもおきました。どういった薬害事件かというと、サリドマイドという薬品が睡眠薬として大きな副作用がない!ということで世界中で使用されました。当時の睡眠薬はよくドラマにもあるように沢山服用すれば命を落とすといった副作用が強いものも多かったようです。そこでこの副作用の少ないサリドマイドは、様々な人々が服用しました。が、実は妊娠中の場合、胎児への奇形や手足の麻痺などの副作用があったのです。これには光学異性体の右手型と左手型といった違いで、たったそれだけの違いで害にも薬にもなるというわけです。
このトラウマが根強くあり自然界に存在しないものをヒトが作り出すことは、不純だ!という風潮ができたと思われます。
確かにその副作用を知らず使用した過ちは、もう二度起こしてはいけません。でも、同じように新しい技術に挑戦するということも否定してはいけません。
その後このサリドマイドは、1964年に「ハンセン病」の治療薬として再度使用されています。この薬によってハンセン病の90%以上が治療されたとの報告もあります。
今世界中では実際に副作用があり命を脅かすようなレベルの商品は流通しません。「もしかしたら、世界のどこかに存在するかも?」と思う方に聞いてみたい質問があります。
誰もが知っている毒物「ダイオキシン」で実際に亡くなった方がいますか?
実は世界中で1人もいません。
誰かを非難したいわけでも、誰かを擁護したいわけでもありません。
ただ、真実が重要だと思うわけです。
あなたの経営の参考になれば・・・