(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 代表 中野です。

サラリーマンを辞めて独立してから、経営者としてお話しすることが大幅に増えた。そういった中で事業の継承の相談や従業員トラブルの話しを聞くたびにこの話しになる「老害」

「老害」調べてみると意味が2つあるみたいですね。
1つは(能力の衰えた高齢者が社会や組織の中で活動を阻害する時に使われる)これは迷惑をかける老人のことであろう。
テレビやネットで見るような本当に特殊な方たちを指す意味だと思う

もう1つの意味は、自分に知識や経験が備わり、特に学習する必要がないと思い込み、元々の性格の問題が表に出始め自分の常識や意見が一般論、もしくは一般論に優越する正論だと勘違いをするようなこと。

自分は充分経験もしたし知識も持っている。だから、自分が言っていることは正しい!と思い込むことが、僕らが恐れている「老害」なのではないだろうか??

ただ、歳を取ったら老害になる!ということではないということである。
歳を取って、ヒトの意見に耳を貸さなくなったりする事を老害と言われるんだろう。
知識や経験を積んでいき自分が全て正しい!と思い込むことは、ヒトであるならばよくある事だろう。

それは年齢は基本的には関係ないように思う。では、なぜ?年配の方が「老害」になりやすいのか?を分析してみた。
年齢を重ねるとある一定の年齢例えば35歳を超えたあたりから、誰からも注意も叱責も極端に無くなる時がある。誰からも怒られなくなる。これは一見良いことのようだが、正しいか正しくないの判断がより主観的になってしまうのではないだろうか?
この怒られない期間が長くなればなるほど、自分が正しい!と思い込む時間が増えるだろうと思う。

また、今まで努力して得た知識や経験も年月とともにどんどん古くなっていく。なので、常日頃からアップデートしていかないと、すぐ古くなる。
最近はこのアップデートの頻度はどんどん早くなっていることは誰もが知ることだと思います。

結論
老害になりたくなければ
自分とは違う意見に耳を傾けて受け入れていくこと
これを少しでもいいので受け入れることで皆さんも僕も恐れる老害を和らげる方法ではないだろうか?

後継者に上手く引き継ぎしたいあなたの経営の参考になれば…