(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 代表中野です。

先日、オランダより水上の酪農牧場が開始されたとニュースが入りました。
「Floating Farm」という牧場名になります。
オランダ ロッテルダムより5kmの埠頭でオープンしたようです。

搾乳頭数は40頭 800ℓ(20kg/日・頭)
牧場は3層構造となっており最上部に牛がいる
1層の面積は 1,200㎡  (40m×30mのイメージ)
搾乳はロボット
2階のフロアで牛乳の瓶詰めからヨーグルトの加工まで海上で行う
飼料は近隣のゴルフ場から牧草を、地元の副産物など利用
できた製品は地元ロッテルダムのスーパーに納品
総工費は33億円

この牧場の目的は2つ
・世界食糧危機に備えて海上での農業・畜産業を検討しなければならない
・あらゆるコストを抑えた新しい酪農を開始したい

となっています。
現状の陸地という概念に縛られず農業・畜産業をできないか?という創造と、遠方から都市圏への製品の輸送をなるべく減らすとどうなるのか?という実験的思考もあるかと思います。

また、この搾乳ロボットから牛乳への加工、ヨーグルトへの加工はOrbiterに代表される自動ロボットの普及により近年可能になったと推測されます。ぜひ、1度実物を見に行ってみたいと強く思います。
これ・・・行けないのかな?

第2弾第3弾として、海上野菜農園や海上養鶏場を検討しているそうです。
日本でも普及するかどうかはさておき面白い取り組みではありますよね?

あなたの経営の参考になれば・・・