(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 中野です。」

「隗より始めよ」という中国故事をご存知ですか?
今マンガで盛り上がっている「キングダム」始皇帝の時代よりちょっと前にあったお話しです。

春秋戦国時代の七雄列強の時代、「燕」という小国の王様が隣国の「斎」という強国に攻められ滅ぼされそうになっていた時のこと、そうならないために人材登用を考えていました。そこで、郭隗という方に相談したところこのように言われました。「まずこの隗を厚遇して登用してください。そうすれば、この私より優秀な人材が遠方からでも飛んでやってくるでしょう」そうすると、賢者や大将軍が争ってやってきたという話しです。
ちなみにこの時やってきた「楽毅」という大将軍で、合従群という他6国をまとめ上げ「斎」を滅亡一歩手前まで追い詰めました・・・というのは寄り道ですが

「キングダム」面白いので暇な方はぜひ!

この中国故事「隗より始めよ」は通じるところがあるなと思ったわけです。
あくまでこの「新卒採用の優秀な方に年収1,000万出します」という募集は「広告」なわけです。実際、優秀な学生に対してこの金額が支払われるかどうかは問題ではありません。仕事に対して報酬をこの金額支払う会社であるというアピールが重要なわけです。

大企業ともなると「広告費」の使い方は派手ですね。私たち中小企業の場合、同じことはできないわけです。ここで頭をちょっと捻ると「報酬」というものは「お金」だけなのか?と。正直、畜産業で働きたいと思っている方は経営者を除いてお金ではない報酬を求めているように思います。もしかしたらその報酬は人によって違うかもしれません。

その「報酬」を郭隗さんに与えることができれば、もっと人材確保が楽になるかもしれません。

あなたの経営の参考になれば・・・