(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 中野です。
承認欲求とは・・・他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい
ヒトは個では生きていけない。ヒトは群れで生きる生き物。「所属欲求」という言葉もあります。家族や仲間など所属しているコミュニティに恵まれていれば、満足できるというもの。
ほとんどのヒトは経験あることだと思います。SNSに投稿して「いいね」をもらうと嬉しくなりますよね。
ある書物によると「なぜ?日本人は承認欲求という病にかかりやすいのか?」といった内容もあります。バイトテロ行為も「バズる」という行為もその特徴だ!みたいなことを言っていますが、これも至極当たり前のことだと思います。
誰しもが「誰かに認めてもらいたい!」と思うのは当然の感情です。
ところが「経営者」になると、この承認欲求が欲しいのに実態は逆のことが起こりやすいのです。つまり、なぜか?嫌われるということが格段に増えます・・・
この間、youtubeでこんな内容の動画をみました。
ある会社員の人がこんな相談をされていました。
「今働いている会社の社長のことを聞いて欲しい。自分の給料が安いのに社長の給料が高すぎる、どうも6000万くらい年収をもらっているらしい。そんな差別はあり得ない・・許せない」と。
内容をきくと、この社長さんは営業としても1番売り上げがあって利益もかなりだしている社長さんとのこと。
相談された方は、「不満があるなら辞めたらいいじゃない?雇用されている立場であるあなたができることは、辞める!という選択だけだよ」とアドバイスされました。
ところがこの会社員は次のように答えます。「いや、辞めたら収入が無くなる・・家族もいるんです・・だから辞めれません」と。
話しの内容だけで判断すると・・
僕は、この会社の社長さんは至極真っ当な事をしているように思います。この会社員の方は、会社を経営している経営者が「どれだけのリスクを背負っているのか?」を全く理解できていないし、理解しようともしていません。会社を作るだけでも、最低100万というお金がかかりますし、会社の現金が少なくなれば自分のお金を補填しなければなりません・・
我々、経営者でも「承認欲求」はあります。人並みにあります。が、ほとんどの場合それが満たされることは少ないように思います。
ちなみに経営者でこんなことになるのは日本では特徴的だそうです。アメリカでも中国でも利益をしっかり出している経営者は尊敬されるそうですよ。
あなたの経営の参考になれば・・・