(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 中野です。

下記のデータは全て2018年とのこと。
酪農家の全平均所得は1,500万ほどになるという統計結果が出てきた・・・
もちろんこれは家族経営だけではなく、法人経営も含めたデータであるとのこと。
搾乳頭数100頭以上であれば、4,138万というデータもある。
(平均所得:酪農全体 1,463万  100頭以上4,138円)
この数字はおそらく世帯年収であると思われる。世帯年収とは、夫婦と親、子も入れた全ての作業員の総合になる。
これは、和牛繁殖農家では376万、肥育農家810万、養豚農家1,876万という数字データがある。
(平均所得:和牛繁殖 376万,肥育農家810万,養豚農家1,876万〜2000頭以上4,472万)

これを時給換算したデータもある。
酪農:全国平均2,509円
酪農北海道:3,050円 100頭以上4,647円
酪農都府県:2,069円 100頭以上5,763円
肉牛
繁殖和牛:1,457円
肥育:2,517円
養豚農家:2,554円
となっているが、肥育農家と養豚農家は飼料代金が為替によって大ブレするためあまり参考にはならない・・・因みに1昨年2017年データでは養豚は4,326円というデータもある。

さて、気になるのは一般家庭ではないだろうか?

日本全体の世帯年収は・・・560万
世帯年収の例として
夫(40歳)会社員・・年収500万
妻(35歳)パート・・年収120万
が一般的なデータだそうです。
さらに中央値をとると400万になるそうです。
世帯年収1,000万を超える割合は12.6%だそうです。

もちろん、酪農家の世帯年収は大体二世帯が一般的。本当の夫婦収入として換算するために70%としてみても1,000万は超える計算になります。
さらにサラリーマンと違ってこの多い所得の全てを「生活」に使えるかというとそういうわけではありません。もし、クミカンが赤字になれば現金を補填しなくてはいけないというリスクもあります。

この記事で言いたいことは、ただのデータ:数字です。
こういったデータがあるという事を知っておくことが重要だと思います。

でも・・・若者からすれば夢がある話しなんじゃないのかな〜〜と

あなたの経営の参考になれば・・・