(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 代表中野です。

7月3日Uberが東京でサービスを開始しました。
でも、残念ながらタクシー配車アプリとしてです。
なぜ?日本ではUberが解禁されないのか?更には僕がなぜUberが解禁された方が良いと思っているのか?をお話しします。

Uberとは・・・ライドシェアのマッチングアプリ、GoogleMapを用いてドライバーと顧客をリアルタイムで確認。行き先も言わなくてOK、言葉も通じなくてもOK、ドライバーの信用もスコアリング、更には支払いはアプリを通じて行われるため、小銭を用意する必要がない

先日、福岡市 高島市長の話しでも以前、ライドシェアの実証実験を行いましたが、国交相からすぐに差し止めが入りわずか3ヶ月でストップしたことをお伝えしました。このストップの原因は、白ナンバータクシーの規制によるモノです。日本では運送上の営業行為、「お客さんを乗せる」「他人の荷物を運ぶ」などの行為は緑ナンバーいわゆる営業ナンバーを取得しないといけない事になっています。
これは、一般的には安全性のためとされています。が、一部規制をかける事での業界保全がされているんでしょう。なぜなら、こういった安全性が理由なら2種類あれば良いからです。白ナンバーと緑ナンバーを顧客が選択すれば良いからです。でも、そうなると価格競争になる。と、まあそんな理由でしょう。
実際、僕が乗ったUberは物価の高いサンフランシスコでも日本の半額くらいの感覚でした。なので、おそらくは今の1/3くらいになるでしょう。そうなれば、もっと多くの人がタクシーを利用すると思いますが・・・

今回東京で「日の丸リムジン」「東京エムケイ」「エコシステム」の3社と提携してタクシーの配車アプリとして機能するそうです。今のこの時代に手をあげて車を呼ぶなんて、昭和初期のやり方からアプリでタクシーを呼ぶ形へどんどん移行して欲しいし、支払いもイチイチ現金でお釣りがどうのこうのももう辞めて、スマートなやり方を実践して欲しいです。

今後のライドシェアに代表される「シェリングエコノミー」は日本でも加速していくと思います。ネットやアプリの進化のおかげでどんどん便利になっていくということはすなわち、どんどん生産性を追求していく事に繋がります。
1つのモノをみんなで共有していくことでコストが下がるのなら・・・今までシェアしても情報までは共有できませんでした。そうした、ある意味監視社会、スコアリング社会となっている今、より自分の信用力が大事になる時代かもしれません。

あなたの経営の参考になれば・・・