(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 代表中野です。

2019年安倍政権は「働き方改革」を推進していきました。残業減少、有給消化、プレミアムフライデーなどなど。今現在、国際基準の働き方とはどういったモノなんでしょうか?僕自身も整理する意味で調べてみました。

まず最初に「働き方」の基準となる定義があります。それはVer.で表されます。
働き方 1.0 年功序列 終身雇用の日本的雇用慣行
働き方 2.0 成果主義に基づいたグローバルスタンダード
働き方 3.0 プロジェクト単位でスペシャリストが離合集散するシリコンバレー型
働き方 4.0 フリーエージェント(ギグエコノミー)
働き方 5.0 ロボットが全ての仕事を行なうユートピア/ディストピア
※ギグエコノミー:ネットを通じた単発の仕事でお金を稼ぐ働き方
※ディストピア:破滅郷、絶望郷

今現在の日本は皆さんもご存知、働き方 1.0 なわけですが、ここから2.0に移行しましょう!というわけです。世界経済フォーラム、ダボス会議などでは働き方5.0になった、つまりはロボットやAIが仕事をしていく未来は理想郷なのか?絶望なのか?を議論しているわけですが、日本の働き方はまだまだver.2にもなっていないという事です。

では、なぜ?働き方が変わるのか?もしくは変えていかなくてはならないのか?ここでの基本的な考えとして、働き方は正直個人の自由ですが、今後働き方を変えなくては、収入が増えないもしくは利益が増えない構造になっていくという未来予想です。個人レベルでは収入が減っても、個人の問題ですが、これが国家レベルとなるとGDPが増えないという、日本経済全てに悪影響する問題となります。だから、内閣は働き方2.0への移行を推進しているわけです。

でも、残念ながら世界最先端の働き方はすでに3.0や4.0に向けて大きく変わりつつあります。これは、シリコンバレーなどの新卒給与体系からも推測できてしまいます。プログラマーやエンジニアなど、シリコンバレーでは年収1,000万でも2,000万でもどんどん採用されていますが、日本では新卒は初任給 21.5万から修士課程23.78万からと大きく離されています。
これは、既にビジネスが「モノづくり」から「データ×AI」へ移行している。その「データ×AI」の知識・情報・技術がある人材が重用されているというデータでもあります。しかし、自分の周りの若者でその発想の人材は皆無です。

本来、会社というモノは「プロのスポーツチーム」という考えもある。現日本式の社員は「家族」という状態から抜け出さなくては、これから先は逆に雇用は増えていかないだろう。本当の家族でさえ、経済的重荷になっている状態でさらに家族が増えることを望む経営者はそんなに多くはない。

あなたの経営の参考になれば・・・