(株)牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
今、日本には学校法人 角川ドワンゴ学園が運営する「N高等学校」というネット高校、法制度上は通信制高校と同じ扱いの学校です。国語、数学、英語などの基本科目はもちろん、家庭科、保健体育などの科目、以外の部分にも重きをおいている学校です。
N高は、学校に登校しても良いし、登校しなくていいし、リアルな授業もあるし、オンラインの授業もあるし、自分で勉強したいことを選択するスタイルの学校なのです。
今、日本の義務教育が本当に中学校まで必要なのか?疑問視されている声があります。僕らもずっと疑問だった基礎学力と呼ばれる勉強が将来どこまで必要なのか?という問題です。日本の今の義務教育は「画一性」を重視しています。つまりは、みんなでおんなじ事をなるべく早くできるようにするという教育なわけです。
これは、明治維新のときに外国から日本を守るために、富国強兵のため軍隊式のための教育だったのです。それが、戦後の経済発展、工業系の発展に繋がっていったのは偶然なのですが、そこでも大きな力を発揮したのは間違いありません。
そうした過程の中では、今の義務教育は効力を発揮したと言えますが、今現在どうなのか?多種多様なダイバーシティなんて言われている世の中では、それぞれの職業がより専門的な職業であるのにも関わらず、基礎学力にばかり重きがおかれるよりは、それぞれが自分に必要な勉強を自分で選択する事の方がより将来に役たつ勉強なのではないでしょうか?
誰かに与えられたり、命令されたりするのは義務教育までで、自分から勉強するの能力が求められているように思います。
今酪農専門の学校と言っても、本当に「今の」酪農を学べるんでしょうか?自分もそれと同じ系統の学校に行っていましたが、酪農の基礎的な勉強は学びましたけど・・・という印象しかありません。
これと同じようによりも専門的で現場的で将来的な勉強は、今の学校では誰も教えてくれません。
でも、その「今の」現場で働いているヒトの話しを聞く事はできます。N高では、あの副総理の麻生大臣が日本の財政について語ったり、投資家 村上世影さんが投資部という投資を教えたりと、それぞれの専門家が様々な分野のよりマニアックな内容を教えています。
そうした人々に触れる機会がその子の人生により大きな影響を与えていくのではないのか?と僕は思っています。
あなたの経営の参考になれば・・・