㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

辛口ですね・・自分でも思います

「リスクが大きいからやめる」経営者、結構いますね。最もらしい言い訳をして、自分が正しいことを言っている・・と思っている方が多いですが、これでは儲けることはできません。
「リスクがないところに儲けはない」からです。
これは、簡単な理屈で、誰でもできる仕事は価値が低いからです。自分しかできない仕事というのは、価値が高いからです。リスクがある、ということは、誰でもできるものではありません。そのリスクを分かった上で、チャレンジし、成功させたなら、そのリターンが大きくなる。当然のことです。
簡単にできないからこそ、価値が大きくなるわけです。これはプロの世界では当然のことで、大谷選手がピッチャーとしても一流であり、バッターとしても一流である、超野球選手だからこそ、ものすごい価値があるわけです。プロの世界では、当たり前のことなわけです。
だからこそ、簡単な仕事で満足してはならないし、自分の周りと比べて満足してもいけません。

アイデア・・、情報・・・、技術・・・これらは誰でも思いつくし、知ることができるし、そこまでの技術的な差というのはありません・・・これらは、行動できて初めて価値が生まれます。
口ではなく、理論ではなく、少しずつでも実行できるモノこそが、儲けることができるのです。

この難しいことから逃げる人というのは、「自分はできている」と勘違いしているケースが多いです。表面上は謙虚ですが、心の中で本当は自分は経営者としてできている方だ・・・と思っている経営者が多いわけです。
自分は周りと比べてできている、自分の基準は達成しているからできている、こう思っている経営者は多いわけです。
こう勘違いしている経営者は、あっという間にダメになっていきます。
なぜなら、自分の経営に対する評価が甘いからです。
先日も、「酪農という仕事は自分に合っている」「酪農で大変なことでも乗り越えられる・・から」というツイートの後に、「困っているのはお金だけ」というコメントが続きます。
これこそ、典型で、自分が作った基準を達成しているから仕事ができていると勘違いしているわけです。必要なことは、キャッシュを生み出す利益をきちんと作ることができているか、どうか、これが本当に重要なのに。重要かつ、必然なのに。
これができていないにも関わらず、「キャッシュ」だけ持っていれば何とかなるという・・傲慢、これでは経営を維持することすらできません。